毎年11月28日は、眼力社のお火焚き祭が開催されます。
暦の上では霜降(そうこう)。初霜にはまだ早いですが、稲荷山には参拝のお客さんが戻って来る季節です。
日ごろ観光客でにぎわう伏見稲荷も、この時期になるとご参拝のお客さんが戻ってこられます。日中はまだまだ暑いですが朝晩や山中でじっとしていると肌寒ささえ感じます。この時期は羽織物を一枚持ってお山することをお勧めします。
この時期は上り下りが比較的楽にできるため、お年寄りの参拝客もちらほらと見かけます。皆さん一年間の感謝をするために日本各地から来られるようです。
落ち葉が水面に落ちる音が聞こえるほど、静まり返る午前中の境内
●11月下旬 平日午前9時ごろ
11月になると関西の夜明けは遅く、日の出は午前7時過ぎになります。
月参りに慣れている人は夜明け前から家を出発し、午前8時頃に本殿に到着するようにして観光客の渋滞をうまく避けています。
早朝の手水舎もご覧のように人がまばらで利用しやすく、落ち着いて利用できます。本殿にも人がほとんどいないのでゆっくりと参拝できるのが特徴です。
参道を登っていても晩秋ならではの景色が見られます。朝だというのに夕方のような斜めからの日光が石段に落ちた斜光を見ることができます。この時期ならではの風情のある景色ですのでぜひご堪能ください。
仁志むら亭まで来ると半頂上ですので、ここをゴールとして紅葉狩りに来た観光客にたくさん出会います。最近は外国人観光客が多く、以前まで不定休だったお茶屋さんが月曜日を定休日にしています。月曜に参拝する方は飲料を持参することをお勧めします。ゴミは必ずお持ち帰りください。
こちらは眼力社隣の御膳谷。午前中はひっそりと静まり返っており、近くお火焚き祭が迫っている雰囲気は想像もできないほどです。この時期は眼力さんをはじめ、ほとんどのお茶屋さんで一本200円の護摩木(お火焚き串)が売られており、表に名前と年齢、裏に合格祈願、商売繁盛、家内安全など願い事を書き込めます。お金を払ってその場で書かせてもらえます。詳しくは下をご覧ください。