手袋、マフラー、ダウンジャケットを着てお参りください。
しぐれる、師走の眼力亭前。
●12月中旬 平日午前9時ごろ
十二月の稲荷山は晴れの日が少なく、しぐれか雨の日が多くなります。足元は滑りやすく、吐く息は白いのに途中のベンチで腰を下ろしたくても濡れていて座れないという過酷な状況下での登山になります。ぜひともダウンジャケット、ニット帽、マフラー、手袋を装着してお越しください。
眼力さんの横の常吉大神さんの横に大きなモミジがあるため、この時期になると手水の周りは赤いじゅうたんが敷かれます。朱塗りの鳥居とはちょっと色の違う深紅のモミジ、狐さんの前掛けの金赤と、紅づくしの光景に目を奪われます。
毎年この時期は金だわらや格上げ座布団、豆書の納札、返納に来られる方がたくさんいらっしゃいます。眼力玉と干支玉は返納せずにご自身の管理する敷地に埋めると良いそうです。帰り道はこの通り登りも下りも人でいっぱいになります。
こちらは途中で見かけた根上がり松の上で休む猫。不思議なことに頭を幹に付けて寝ています。
昔、オダイ(霊能者)の砂澤たまゑさんがよくご祈祷されていた根上がり松は、今は地中から引き抜かれ枯れ神木になっていますが、当時はしっかりと地中から養分を吸って生きる樹木神で生き神様でした。猫には神秘的な力があるので残っているエネルギーがわかるのでしょうか。不思議ですね。