月参りをお休みしても大丈夫?

長年続けてきた月参りでも、コロナのような緊急事態にはお休みしても大丈夫です。

新型コロナウイルスにより月参りをひと月休む話
コロナの影響でおみくじ売り場も閉鎖中 人がいない奥の院 観光名所の千本鳥居もガラガラ 人がいない表参道 手水の水を飲む猫

2022年(令和4年)
新型コロナウイルスによる伏見稲荷、眼力社への影響

2月下旬の伏見稲荷

たくさんの人が縁起物を買いに来ている眼力亭●2月23日(祝日)昼ごろの眼力亭のようす
火鉢の夜間から湯気が立ち上る●最高気温8度と低め

この日は祝日で本社では祭典があるということもあり、眼力社にもたくさんの人がお参りに来ておられました。昨年の縁起物を返しに来た人も新しい縁起物を手にし、これでやっと新しい年が迎えられると安心して帰って行きました。

この日も日本海側に寒波が下りてきている影響で京都も気温が低く、結局一日青空は見られませんでしたが、初参拝で来られた60代の女性二人組が「寒いと思ってきたけど、登ったら暑いね」と着て来たダウンを脱いで眼力さんにお灯明を上げておられました。それを見た若い人たちも元気をもらえたと笑っていました。

大西さんとお客さん

この日からは服部さんはもういらっしゃいませんでした。前日に勇退、お山を下りられたそうですが、最後に大西さんが服部さんのために大きなろうそくを焚いて送られたそうです。若女将の直美さんもおられお二人を送りましたが、涙のお別れではなく服部さんらしいさっぱりしたお別れだったそうです。服部さん、40年間お疲れさまでした。そして今まで有難うございました。

[眼力社へのお問い合わせ]
〒612-0804 京都市伏見区稲荷山官有地19 眼力大社前

1月中旬の伏見稲荷

人もまばらな奥社奉拝所●1月17日(平日)国内では新規感染者数が再急増。人もまばらな奥社奉拝所。
距離を取って歩く朱塗りの参道●今年はあえて遅らせた、初詣

新年が明け、松の内も終わった17日。分散参拝の中では最後の団体ともいえる初詣客が来られていました。ここ数日はオミクロン株へと変化した新型コロナウイルスの第6波が押し寄せ、関西では日に日に過去最多の感染者数を記録しています。

今年は年明けから10年に一度と言われる爆弾低気圧が下がってきており、風が強く、日本海側は大荒れ。その影響が京都南部の伏見稲荷にも出て、稲荷山では新年早々に初雪が降りました。

昨年は来られなかったので、今年こそは初詣だけでも何としても来たかったと言う方もおられ、各自距離を取ってお参りに来ておられました。

仁志むら亭も人が少なめ

普段は人でにぎわう仁志むら亭も人が少なめ。他のお店も閑散としており、お正月としてはとても静かでゆっくりと飲食できました。ダウンコートを着てもじっとしていると山上ではとても寒いので皆さんしっかり着込んで来ることをお勧めします。

11月下旬の伏見稲荷

伏見稲荷大社本殿に集う参拝者●11月24日(平日)講員や参拝客が戻り始めた境内
熊鷹社前●熊鷹社の前はご覧の人出

11月末になるとお社単位でお火焚き祭が行われるため、多くの講員さんが参拝に来られていました。

熊鷹社前はご覧のようにろうそくを買い求める参拝客で一時的に通行困難な状況にまでなりました。今まで参拝を控えていた講員さんたちが一斉にお参りに訪れたのか、拝殿には燭台が残らないほどろうそくが灯されています。

眼力社前

眼力社前もご覧の通りの人出。この日は隣の大杉社がお火焚き祭だったのでそちらからも人が流れて来ていました。現在の眼力社にはリベンジ消費ならぬ、来たくても来られなかった人たちがたくさんお参りに来ておられます。金だわら、格上げ座布団、額、眼力玉、豆書などを求める人がたくさん並んでいました。

参道も人出が多い

帰路についてもどんどん人が登ってきます。

今週末28日は日曜日です。眼力社のお火焚き祭(14時~)で服部さんがお店に立っておられるのはこれが最後になる予定です。今後は服部さんにお目にかかれる日も少なくなって来ますので、ぜひ行ける方は午前中を目処に行ってみませんか?

ここから下は2021年10月の情報です

伏見稲荷大社表参道大鳥居●10月19日(平日)修学旅行生と参拝客が戻ってきました
珍しそうに手を差し出す参拝者●手水舎で水が出始めました

東京都で36名、大阪府で83名、京都府で7名。新規感染者数が大幅に減った10月19日、伏見稲荷大社の境内は修学旅行生でいっぱいでした。

ほぼ2年の間、感染拡大防止のため止められていた手水舎の水も再開し出始めたようです。とはいえ、飛び散りを懸念してのことか水流に勢いはなくちょろちょろ。月参りする慣れた参拝者は「うわ、久しぶり!」と言いながら珍しそうに手を差し出していました。

水量も少ない手水

京都府では現在、飲食店に出されている営業時間時短要請を10月21日(木)より解除します。そのため稲荷山山中の今まで閉めていた飲食店も営業再開に向けて動き出しているようです。

また同日より政府は京都府下23店舗の老舗飲食店で、ワクチン検査パッケージを使った実証実験を開始します。GoToキャンペーン再開の動きもありますので遠方よりお越しの際はまずホームページを参考にしてください。京都府GoToのホームページはこちら→https://premium-gift.jp/kyoto-eat

ここから下は2021年3月の情報です

人が戻ってきた参道●陽気が続く3月、人が戻った参道

ぽかぽか陽気の続く3月。春休み中の大学生たちを中心にご参拝者が戻ってきました。1月と同様、会社単位で来ている人達もおり、グループで行動していました。

どの人も静かでほとんど声を発することはなく、参拝が終わったらさっさと帰路に着くという行儀のよいお参りを心がけておられました。

眼力社前にも人がたくさん

緊急事態宣言が明けたとはいえ、この時期に伏見稲荷および眼力社に足を運びたかった背景には、どうしても叶えたい願い事があるのでしょう。どの人もルールを守り、節度のある振る舞いをしていたのが印象に残りました。

春休みの大学生が多い参道

眼力亭の前では金だわら、眼力玉などの縁起物を求める人も多く、一つのグループが見終えたら次のグループという風にお客さん同士で暗黙の距離がとられ、さすが神様を訪ねる人は常識が高いと感心させられます。

道を尋ねられる服部さん

服部さんもお元気そうで、行きかう人々に道案内をしつつ、参拝者の相談事に耳を傾けておられました。たとえ200円のろうそく1本でも親切に対応するのが服部さんの優しいところ。お山を一周すればわかりますが眼力社のろうそくの数がいつも多いのは、神様の信頼と女将さんの人柄にあるのかも知れません。

お昼前ですが仁志むら亭前にもたくさんの人が集まり昼食を摂っていました。コロナ感染拡大第4波に備え関西では「まん延防止等重点措置」が実施されますので今後お店によってはマスク入店、マスク会食なども義務付けられるかも知れません。各お店の指示に従ってください。

参拝客でにぎわう仁志むら亭前●グループごとに距離を取りながら集まる人々

ここから下は2021年1月の情報です

人のいない表参道の様子●雨のせいか人出の少ない表参道

年が明け、2度目の緊急事態宣言が関西(大阪、京都、兵庫の三府県)にも出されました。写真は2021年1月22日(平日)の伏見稲荷の様子です。

各自治体から呼びかけられていたように、分散参拝を守っている方が多いようでこの日すれ違ったのは少数で来ている会社関係の方々でした。

荷物を祭殿に運び込む業者さんたち

いつもなら行列ができる拝殿も祝詞をあげてもらっているのは一組の会社だけで、祭殿には業者の人が来て野菜や果物とお神酒を運び込み、来月の節分祭の準備を始めていました。

観光客の消えた千本鳥居

服部さんによると今年の元旦の人出は通年の三分の一程度だったそうで静かだったそうです。参道も道案内の垂れ幕がされていましたが下を通る人はいませんでした。

雨の中シャッターチャンスをうかがうカメラマン

山中に入ると雨に濡れる石燈籠や野鳥、鳥居を撮影しようとカメラマンが数人来ていました。伏見稲荷大社の腕章をした専属カメラマンも傘を差しながら大きめの望遠レンズでシャッターチャンスをうかがっていました。その時々に応じて仕事をする人がいるようです。

雨という天候もあってのことか、しんと静まり返った山中で神々は浄化を喜んでいるように見えました。晴耕雨読と言うように、雨の日には雨の日の過ごし方をすることが望ましいのかもしれません。

がらんとした境内●平日午後一時ごろの境内は閑散としています

ここから下は2020年4月の情報です

人のいない境内と楼門●午前10時でもひと気のない表参道

日本全国に緊急事態宣言が発令された4月。伏見稲荷大社の境内はひっそり静まり返り、参拝に訪れる人の姿はほとんどありません。

駐車場にはそれなりに車が停まっているところをみるとお参りに来た人のほとんどは、本社境内での参拝ではなく稲荷山のお社に参られたのでしょう。

数少ない参拝客

思った通り参道を行くとまばらに参拝者とすれ違います。でもその数は以前の頃とは比べ物になりません。親子連れ、熟年・ご老人夫婦などが目につきました。

店を閉めている熊鷹社

お塚によっては守役さんがいてもお店の戸が閉まっているところが多く、お灯明が灯っていないお社が目立ちます。火の消えた拝殿は無人感が漂い、新池の鯉がはねても聞こえるくらい静けさに満ちていました。

現在の眼力亭のようす

眼力さんのろうそく

そんな寂しいお社をいくつか横目に眼力社に着くと、まず目に入って来たのが何本か灯るお灯明。こんな折にも眼力さんにはお参りに来られる人がいるんだなとほっとします。

荷物を運ぶ人

眼力亭で休んでいるとしばらくして大きな箱でろうそくが運ばれてきました。

「こんな時期だからといっていつもより注文数を減らしては業者の方に気の毒ですやろ。 私も眼力さんに助けていただいてる。私も誰かを助けるとまでいかないでも苦しめたくはないものね」

お客さんと話す服部さん

そう話すのは女将の服部さん。参拝客も減ってご自分も苦しいのに、お灯明やお供えの注文数を減らし協力業者の方に迷惑をかけないようにしているのだそうです。

営業自粛、雇い止め、緊急事態宣言で多くのご商売人が死活問題に苦しむなか、誰もが誰かのためになれることを少しでもしたい。みんなそういう気持ちがあっても実際にはできないものです。しかし服部さんのところには参拝者が激減していることを案じ、お布施の現金書留が届いたり、金だわらや格上げ座布団などの縁起物を電話で購入される方が増えているのだそうです。困ったときに助けが入るのは眼力さんのご利益なのでしょうね。

食事を摂る老夫婦

「ほんとうにみんな、持ちつもたれつで生きてるんよ」

眼力亭のなかから眼力さんのお社に手を合わす服部さんの姿に、苦しいときにこそ誰かのためにできることをしないといけないことを改めて心に刻んだお参りでした。

仁志むら亭も営業していません●(稲荷山中腹)正午の仁志むら亭前広場。

参拝者の上野様からメールを頂戴しました。

コロナウイルスの報道が続く中、こんなメールを頂戴しました。

お稲荷さん

世間はコロナウイルス感染で大変です。

江戸時代京の都で感染病がはやり、多くの方が亡くなったことがありました。天皇様も心配されて何か感染病をおさめる方法はないかと悩んでおられる時に、お付の方がお稲荷さんにお頼みしたらの話しが出て、伏見稲荷さんに感染病を京の都からなくして下さいとお願いしたら、暫くしたら感染病が消えました。

「これはお稲荷さんのお陰や!」となりそれ以後、病にかかったら伏見稲荷にお詣りに行き、病気平癒の祈祷に来られる方が多くなったそうです。 お稲荷さんの力は何事にも頼りになり願い事をお聞きして頂けるとの事です。 (株)ユアサ 上野 祥弘 さま

コロナ騒動も小休止を迎えた六月。今回の出来事を振り返りこんなご感想をいただきました。

紫陽花

いつも楽しく拝見しております。私は仕事で地域の商業振興活動に携わっている者です。それにしても今回のコロナは経営者の本質を問うものだったと思います。

国からいくら引き出せるかと画策する人、嵐が過ぎるのを何もせずただ待つ人、休みをまとめて取り羽を休める人、慣れないテレワークに挑戦・導入する人、またチャンス到来と新製品を試作する人…

この数か月で人の本当の姿を見ました。いいとも悪いとも言いませんが老いていても幼く、逆に若くても成熟した考えの人がおられ、人は見た目ではわからんものだと思いました。

今頃は紫陽花が見ごろでしょうか。梅雨が始まる前に家内とそろそろ出向こうかと計画しています。

小野田 さま

ここから下は2020年3月の情報です

閑散とした境内と楼門●観光客は減っています

3月25日は全国的に“一円玉天気”と呼ばれる晴天になりました。これ以上崩れようがないという理由から気象業界でそう呼ばれているそうです。この日も先月同様、人出は昨年同時期の三分の一程度。稲荷山山中においては9割が日本人で海外からの観光客は1割に減っていました。

奥の院を行く大学生

この日多く目立ったのが新大学生でした。受験合格のお礼参りを兼ねて団体の大学生たちが参拝に訪れていました。咲き始めた桜に誘われて出て来た若い人もいて高価なカメラを片手に撮影に勤しんでいました。私がすれ違った人たちの半分以上は大学生グループと言っても過言ではありません。

眼力亭に集まる事業主

3月に入り各自治体の知事から外出を控える呼びかけがあったのでそれなりに人出は減りましたが、その反対にお店や事業の先行きを心配をする人が増えて来ているのも事実のようで、事業主さんと商店主さんのお話を立ち話でうかがうことも出来ました。困ったことがあったら最後は神頼みとおっしゃる方が多かったです。

お礼参りに来る人々

熊鷹社前を行きかう人々

この日お話をうかがうことができた人の中に窮地を救ってもらった事業主の方以外に何年も勉強をがんばってきてこの春無事に志望校に合格できたという学生さんがいました。

マスク着用の参拝者

中でも中学受験の合格のお礼参りでしょうか?「お稲荷さんにちゃんとお礼言わなあかんで」そう声をかけられながらお母さんに手を引かれた小学生くらいの小さな子が一生懸命稲荷山を上っている姿が印象的でした。

朱塗りの鳥居の参道も閑散としています

また世間ではお客さんが激減しあたふたしている時期なのに、その会社だけは仕事が数年先まで詰まっているという事業主さんなど、すでに願掛けが叶って明るく話してくださる方々もいらっしゃいました。こういう緊急時はやはりお稲荷さんにお願いするのが一番良いとおっしゃっていました。

参道も広場もご覧の通り閑散としていますので参道は「3密」になることはありませんが参拝に来る方はマスクで予防対策をしっかりした上でお越しいただくようお願いします。

正午を回ったころの仁志むら亭広場●(稲荷山中腹)正午ごろの仁志むら亭前広場の人は先月より減っていました

平日の眼力亭のようす

眼力さんの前の参道

眼力亭には10時ごろ到着しましたが、やはりここの前だけ参拝客が多いように感じました。お礼参り、初参り、願掛け、観光散策。みなさんそれぞれですが、ろうそくをお買い求めになり一生懸命祈願する方が多かったです。

また、このコロナ騒動が早く収まるようにと神様に祈る団体の方もおられ、一心に祝詞(のりと)をあげていらっしゃいました。直接知らされることはありませんが、私たちの平穏な日常はこういう方々と医療従事者によって守られています。

服部さんとお客さん●(眼力亭店内)お店は先月よりも人が少ないですが服部さんはお元気そうでした
正午過ぎの境内の人出

帰りは午後1時になりましたが境内は朝とあまり変わらず空いていました。遠方から来る方はご自身で予防対策をしっかりとした上でご参拝ください。

匿名さんからメールを頂戴しました。

月参りをしている方からのメールも頂戴しました。同じように心配な方も多いと思いますのでご本人に確認し掲載させていただきました。

こんにちは。

実は2019年10月に眼力さんを知り、ノートを購入しました。それ以来、11月、12月、1月と毎月おまいりをしてきました。

2月も三連休に行くつもりが…コロナウイルスの影響もあり、京都に行く予定を見合わせてしまいました。 ノートに書いたことが驚くほど次々に叶い、絶対お礼に行かなくては…という思いと、 コロナウイルスや別件の用もあり無理出来なかった(片道車で3時間かかります)から仕方ないという思いと、 このままではせっかく毎月おまいりを欠かさずしてきたのにパーになってしまうかも、との焦りの気持ちで混乱しております。

実は一番叶えたいお願い事は、四月からのことです。

四月に願いが叶った状態でありたい…だから懸命に月詣りしてきました。 あと29日が残っていますが、都合つけるのが難しく… どうしたらよいかアドバイスいただけると幸いです。 よろしくお願いします。

このままでは2月は飛んでしまいますが、3月7日には行こうと思っています。(都合もつけています) 眼力さん、伏見稲荷さんは本当にパワーが強いことを感じ、決して粗末にできない、毎日きちんと暮らさなくてはと身に染みているだけに、2月を欠かしてしまいそうな状態が心配で気が気でないです。

■KATOからの回答

ご連絡いただき有難うございました。

実は私も実母が亡くなったときなど、月参りに行けなかった月があります。 しかも今年の2月は新型ウイルスの出現で世界中がパニックに陥っている状態ですから、何が何でも今月も来なさいとは神様も望んでいないことと思います。ですので2月のお参りは見送りになさっても何ら問題はないと考えます。ひとつき休んだだけで今までの積み重ねがパーになる、(神様から見放される)ことは絶対にありません。

また片道三時間かかるとのことですから交通費も労力も大変なこととお察しいたします。その代わりと言っては何ですが、月参りに来られない期間は毎朝決まった時間に京都伏見の方角に向かって手を合わせ、感謝の念を送ってみてはいかがでしょうか?このような方法でご自身の精神を律していれば必ず眼力さんに伝わっていると思います。そして次回月参りに赴いた際にお詫びを心の中で唱えると良いでしょう。

ノートの願いが叶ったこと、本当に素晴らしいですね。おめでとうございます。 まず初めにメールを拝見したとき、(ああこの方は眼力さんに気に入られている人なんだなぁ)と思いました。最初から何度も叶えていただけるのはよほど眼力さんとご縁が深い方なのでしょう。

それから四月から叶えたいお願い事の件ですが、あまり焦りすぎないようにと助言させていただきます。「絶対に」を望むと欲となり執着に変わりますのであまり良いことがありません。必要な事柄は必要なタイミングでもたらされます。正しい道を見失わないためにも焦りを手放し、なるべく自然体でいることをお勧めします。

あと29日とありますが、どうか無理な願掛けをなさらずにこやかで大らかな気持ちを保ち、毎朝方角詣りをなさってみてはいかがでしょうか?誠実な願いは現地に行かずとも意外と神様に届ているものです。そのために眷属神が存在します。

四月からの願いが良いタイミングでもたらされますようにお祈りいたします。

ここから下は2020年2月の情報です

使用禁止になった本殿手水●手水は使用できなくなっています

2月27日(水)平日、午前9時ごろいつものように伏見稲荷へ月参りに行って来ました。

私は仕事があるので毎月おついたちに行くことができませんが、なるべく月の初旬に行こうと思っています。 しかし今回はコロナウイルスの影響で、人の多い観光地へ出向く気にしばらくはなれずに2月はとうとう月末になってしまいました。

実際行ってみると午前9時には満車になる境内駐車場もがらがら。人もまばらで今までの三分の一程度に減っていました。 それに年末まで団体で来ていた中国人の姿がほとんどありません。聞こえて来るのはフランス語、英語のヨーロッパの人ばかりでした。

マスク姿の巫女

ローカルニュースで拝見しましたが、いち早く手水の使用は禁止になったようでした。ひしゃくに直接口をつけてしまう外国人もいるためでしょうか、立ち入り禁止の柵が設けられていました。また本殿横でおみくじや縁起物を販売する巫女さんたちもマスク着用で対応してくれていました。

客脚もまばらな参道

いざお山に入って行くと約8割が日本人観光客でした。 日本の人々はほとんどがマスク着用で来ています。とにかく新型ウイルスはこれほど大きな世界的ニュースになっているのですから、今の時期にこの「人気観光スポット」に来てくれているということはよほど日本(京都)に来たかったということでしょう。考えに考えた末、自己判断で来られたことだけはわかりました。

修学旅行生

途中で修学旅行生を見かけました。 全員マスク着用ですが、判断した学校もご両親もきっと複雑な葛藤があったのではないかと思います。 通常この時期は境内の東丸神社に受験の最終祈願で来る受験生を見かけますが、今年は少なかったです。

仁志むら亭前

いつも人の多い仁志むら亭の前の広場に着きましたがまあまあの人出ではないでしょうか? 閉まっているのでは?と心配した飲食店も全店営業していました。

広場に集まる観光客●(稲荷山中腹)正午ごろの仁志むら亭前広場にはまあまあの数の人がいました

平日の眼力亭のようす

マスク姿の巫女

眼力亭には10時ごろ到着しましたが、思ったより多くの観光、信仰の方が来られていました。学生さんから事業主、商店主のご夫婦など幅広い年齢層の方が来ておられましたが、あまり知らない人同士で近づかず、距離を開けて歩くことをおすすめします。

お客さんたちはろうそくや複数の縁起物をお求めになられているようでした。服部さんも変わりなくお元気そうで、「新型ウイルスは怖いことだけれど有難いことにたくさんの方がお越しくださっている」と話してくださいました。また常連の会社社長は「こんな時期だからこそ、神頼みに来たんや」と豪快に笑っていらっしゃいました。

眼力亭の中●(眼力亭店内)午前11時ごろの眼力亭にはたくさんのお客さんがいました
正午過ぎの境内の人出

帰りは午後1時になりましたが境内は朝より少し人が増えていました。それでも通常の三分の一くらいだと思います。みなさんも出向かれる際はマスク着用を厳守ください。

眼力さんのみどころ情報