神事、奉納行事の多い四月の伏見稲荷
今年の4月は旧暦の午の日があります
2026年、今年の旧暦の初午は3月21日(土)でしたが、二の午は4月2日(木)三の午は4月14日(火)です。旧暦の初午から三の午の参拝は、信仰心の強い人やお稲荷さんについて詳しい方が多くされている印象です。きっと昔の人と同じ季節に同じ体験をし、より深く信心したいという前向きな思いからされているのでしょう。
江戸時代には午の日に新しいことを始めると運気が良く事が運ばれると言われていました。現代でも事はじめ、仕事始めにふさわしい日と伝えられています。この時期は春めいてきて気温も上がるため、農耕を始める前に田畑の神々に稲がうまく育ち秋には収穫できますようにと五穀豊穣、商売繁盛、家内安全を祈願するものとされています。
参拝者は意外と少ないゴールデンウィーク
この時期の混雑具合に関する情報
伏見稲荷大社は現在外国人観光客は多いのですが早朝7時頃に駐車場または本殿に到着するとそんなに混んでいません。また二礼二拍手一礼のきちんとしたしきたりで参拝をしている日本人を見ると、外国の方は観光目的でなく参拝者であると認識し参拝場所を空けてくれますので安心してお詣りできます。
ただ、多くのお店が開くのは9時以降ですのでろうそくをお求めになる場合は少し待つことになります。

●4月中旬 平日正午過ぎごろ
4月のお休みといえばゴールデンウィークが控えていますが、毎年日本人の人出はそこそこです。
特に坂がきつくなってくる熊鷹社から上は空いています。この写真は熊鷹社近くの白玉大神周辺になりますが平日の正午でも空いています。気候も良い日が多いため撮影もできます。山道ですのでスニーカー履きをお勧めします。
この時期は各祠(ほこら)をお守りしている古くからの信者さん達もお掃除に来ていて狐の前掛けを替えたり祠のお掃除をしています。すれ違いにご苦労様ですと声がけする人も多く、昔からこのお山の景観と美観はたくさんの人が創ってきたのだなと感じさせられます。
京都駅などの駅周辺と伏見稲荷大社本殿周辺が観光客で混雑しますがお山は空いていることが多いです。平日の参拝が可能な方は平日の午前中がお勧めです。
【伏見稲荷大社】4月1日 献花祭
伏見稲荷大社の献花祭は池坊京都支部が毎年執り行っている奉納行事で60年以上の歴史があります。ちょうどお一日になりますので、眼力さんにお詣りに行く方は一度拝観してみてはいかがでしょう?
斎行は午前11時(15分ごろ)より始まります。豊穣殿から外拝殿まで練り歩く「参進の儀」の後、献華奉仕者が外拝殿にて一対の紅白の桃をいける「献華の儀」を行います。稲荷大神様に生け花を捧げ、春の訪れをお伝えすると共にどうかご加護いただきますようにと祈る行事になります。
伏見稲荷大社で最も行事の多い月
四月の伏見稲荷大社は一年で最も神事が多く行われる月です。
献花祭、献茶祭、産業祭、水口播種祭、稲荷祭など神様に日頃の感謝と祈りをお伝えするお祭が執り行われます。
この頃全国各地では雪解けし雨が降り始め、田んぼでは田おこしが行われるようになります。冬の間眠っていた土の中に空気を入れ来月からの田植えの準備を始めます。四月の神事といえば昔は一年の五穀豊穣を祈る行事でしたが今は農業だけでなく商業や工業など事業の無事と発展を祈る「商売繁盛」祈願へと変わりました。
四月はスタートの季節。何かを始めるにあたって神様に手を合わせておくと事がうまく運びやすくなります。