干支別にあなたを守る“御力(おちから)玉”。
干支の文字の入ったものを身に付けて持ち歩くと身代わりになり、護符になると昔から言われています。霊験高い眼力隷書で各干支が刻印された眼力さんの干支玉には、災いをはねのけ、幸運を招き入れてくれる力が込められています。
土信仰と稲荷山
伏見に古くより伝わる「土信仰」。稲荷山の土には昔から神様が宿っていると信じられており、お百姓さんたちがそれを持ち帰り、自分の畑に混ぜて作物の豊穣を祈願していたそうです。
土、水、木などの天然素材を混ぜ合わせて作られた環境にやさしい御土玉(つちだま)は、願いをかけながら埋めるも良し、また叶ってから埋めるも良しと聞きます。使い方は眼力玉と同じですが、護符として持っていたいという人の方が多いことでしょう。持ち歩く場合は小銭入れに入れたり糸を通してキーホルダーに付けると良いそうです。下にいろいろな使い方、願掛けの仕方を掲載しましたのでご自分でお好きな使い方をどうぞ。
干支玉の使い方
干支玉のみ
護符として持つ場合は干支玉を小銭入れに入れる。糸を通してキーホルダーに付ける。など身に着けて持ち歩くと良いそうです。一年経ったら浄化が必要ですので必ず土に埋めてあげてください。
干支玉と眼力玉を組合わせる
願掛けする場合は自分の干支玉を残し、眼力玉を土に埋めると良いそうです。
■厄除け、魔除け、病気治癒祈願の場合は眼力玉の紅玉と自分の干支玉を。
■出世、合格、結婚、成就祈願の場合は眼力玉の黒玉と自分の干支玉を。
願いが叶うまで両方を手元に置いておいても構いません。しかし叶った後はどちらもお礼の念を込めて土に埋めてください。
縁結び
親しくなりたい相手の干支玉と自分の干支玉を赤い糸で結んで持ち歩く、または土に埋めると良いそうです。復縁、関係修復などうまく行っていないお相手の場合も同じようにすると良いでしょう。土に埋める場合は丁寧にやさしく心を込めて埋めます。
眼力さんの眼力玉も干支玉も眼力さんの手水の水で練っています。小さい土玉ですが力いっぱいあなたのことをお守りしてくれるでしょう。1年経ったら「力を貸してくださり有り難うございました」と感謝して土に戻してあげてください。
ペンダントトップやアクセサリーに
上部に穴が開いていますので針と糸を使ってひもやチェーンにつなぐことができます。ペンダントトップやアクセサリーとしてお使いください。ただし土製ですので、強く引っ張ったり、落としたりの強い衝撃にご注意ください。
写真はひとつひとつ丸めて天日干しして作られる干支玉。乾燥させて作っているため、水濡れには弱いです。ご注意ください。
使用中に欠けたり、割れた場合は水で着くことがあります。お試しください。また割れても効果に変わりはありません。保存用のチャック付きポリ袋に入っていますので出して触ったり、入れて保管したりが便利です。
埋める場所
必ずご自身の所有する土地に埋めてください。庭や花壇の隅などが最適です。スコップで15センチほど堀ります。願掛けしながら埋めても良いですし、お役目が終わってから埋めても良いそうです。
一番悪いのは面倒なので人の土地に…とか公園や山林になどに適当に埋めること。埋めるときは必ず心を込めて自分の家か家族が所有する土地に埋めてください。
鉢植え、観葉植物の鉢に埋める場合のご注意
庭がなく、鉢植えや観葉植物の鉢に干支玉を埋める場合は、鉢の大きさにもよりますが1個から2個までにした方が賢明です。
割れにくくするため粘土を使用しているので、たくさんの眼力玉を鉢の中いっぱいに敷き詰めると、水はけが悪くなり植物が根腐りすることがあります。
- この眼力干支玉には伏見稲荷の眼力社前の手水の水を使用していますが、土、木は稲荷山のものではありません。土、木を持ち帰ることは禁止されています。
実際に購入した人に聞いたおはなし
割れてしまったら不思議なことが…
先月干支玉を買って小銭入れに入れていたところ、お店のお会計で落としてしまい、さらに踏んづけて割ってしまいました。神様のものですのでショックで帰り道ずっと悲しみでいっぱいでした。でもホームページに粉砕して土に戻せば良いと書かれていたので木槌で叩いた砂を花壇にかけました。
数日前気づいたのですが、その花壇にもう何十年も昔に植えて枯れたはずのコスモスが芽を出していました。これは亡くなった父が結婚記念に植えたもので、一度は庭中に広がりすぎて除草剤をまいて始末したものです。なのに突然芽が…。久しぶりに父と母の結婚エピソードを思い出して家族で思い出話に花を咲かせたことでした。